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その中でも特に期待されているのがモバイルコマースだ。
日本ではFrilやメルカリなど、一般ユーザーが不要品を売買できる「フリマアプリ」が急成長しているが、東南アジアでもその流れは起こりつつある。
Carousell(シンガポール)
CtoCコマースアプリ。ファウンダーはシンガポール国立大学の学生と卒業生であるQuek Siu Rui、Marcus Tan、Lucas Ngoo。
楽天、500 Startups、Golden Gate Ventures、個人投資家のDanny Wirianto(インドネシアで著名な連続起業家)、Darius Cheungらから80万USDを調達している。
サービス上で決済は出来ず、出品者と購入者がチャット機能を使い、価格を交渉するところから始まり、実際に「会って」金品を交換する事を前提としているのがなんとも東南アジアらしい。
現在までに50万以上の商品が出品されており、ユーザーの70%は16歳から34歳の女性だという。
Duriana(シンガポール)
2013年12月にローンチされたばかりのCtoCコマースアプリ。現在はシンガポールのApp Storeでのみ展開されている。Dealguruホールディングス(フラッシュセールサイトDeal.com.sgを運営)と多国籍のエンジェル投資家グループより100万SGD(約80万USD)を調達。
位置情報から自分の周りで出品されている商品を閲覧出来、出品者と購入者のリアルの場での金品交換を可能にしている。Carousell同様、現在の主な出品者は女性。
初期はマレーシアとインドネシアに注力する模様。
Shopspot(タイ)
SGのインキュベーターJFDI Asia出身で、シードラウンドは非公開額をKris Nalamliengを中心とするタイのエンジェル投資家グループから調達し、2013年2月に、Jungle Ventures(SG)とシンガポール通信最大手傘下のVC、SingTel Innov8から63万USDを調達している。
Lyke(シンガポール)
こちらはシンガポール通信最大手SingTel傘下の、SingTel Digital Mediaが運営するBtoCアプリ。日本のOrigamiが想起されるようなデザイン性の高い商品が並ぶ。実はオリジナルではなく、シリコンバレーのスタートアップが提供するモバイルコマースアプリWishをリブランドしたもの。
Paypal、クレジットカードを利用してサービス上で決済を行う事が可能。
通信最大手のリソースを活用して、端末にアプリを初期搭載することをや、パートナーであるShopifyと連携し、ECサイトオーナーに対してLykeをプロモートすることも予定しているらしい。
Zalora/Lazada
前回の記事でも紹介したロケットインターネットのZaloraとLazadaも完成度の高いネイティブアプリを展開(日本からはダウンロードできない。
参考
http://www.techinasia.com/mobile-commerce-startup-shopspot/
http://www.techinasia.com/launched-carousell-a-mobile-app-that-gives-your-old-stuff-second-life/
http://e27.co/breaking-news-shopspot-will-say-yes-to-singtel-innov8-to-mark-second-round-of-funding-closed/
http://www.techinasia.com/flocations-shopspot-receive-investment-offers-from-singtel-innov8-says-funds-new-ceo/
http://www.techinasia.com/marketplace-carousell-raises-800k-funding/
http://www.techinasia.com/carousell-partners-with-sph-magazines-blurs-line-between-editorial-and-e-commerce/
http://www.techinasia.com/singtel-jumps-mobile-commerce-lyke-secretive-app/
http://www.techinasia.com/2014-breakout-year-mobile-commerce-southeast-asia/